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ご賛同いただき、ありがとうございました

 9月初以来、出張先北京で拘束されていた岩谷將・北海道大学教授は、先週末ご家族の元にもどられました。

 不透明な事態に対して、本会の「緊急アピール」以来、学会有志その他日本の各界が重大な懸念を表明したことが比較的早期の解放につながったものとも思われます。本会「緊急アピール」には、10月29日発出以来短期間で合計130名もの方々のご賛同をいただきましたこと、茲に厚く御礼申し上げます。

 とはいえ、岩谷氏が中国当局によって2ヶ月余拘束されていたという事実は変わらず、刑法、反間諜法違反という拘束理由に関わる具体的な事実もその背景も詳細は依然不明ですので、今後の学術交流に関する懸念が完全に払拭されたとはいえません。本会としては、学術交流を含む新たな日中関係のあるべきところを考えて行こうと思いますので、引き続きご協力いただければ幸いです。
 
  新しい日中関係を考える研究者の会
  2019年11月19日

緊急アピールを発出いたします

「新しい日中関係を考える研究者の会」
 会員各位:

 「日本人研究者の拘束」につき、以下の通りの緊急アピールを発出し、本会としての深い憂慮を示すと共に本件に関する情報開示を強く求めることにいたしました。

   http://japanchinarelations.org/dp/archives/42.html

 本件を受けて、予定されていた中国訪問をキャンセルしたり、交流事業を見直したりする動きが広がっており、既に日中間の学術交流には好ましからざる影響がたち現れており、日中関係の健全な発展に大きな影を落としています。本会として、本件に深い懸念と強い関心を抱く所以です。

 先ずはこうした日本側の危機感を表明する本アピールにご賛同いただける場合には、下記事務局あてお知らせ下さい。お名前等を加えさせていただきます。


   「新しい日中関係を考える研究者の会」事務局
    <sinojapaneserelations@gmail.com>
  

アピール:「日本人研究者の拘束」を憂慮し、関連情報の開示を求めます

「日本人研究者の拘束」を憂慮し、関連情報の開示を求めます
2019年10月29日
             
 日本人など外国人が中国で拘束される事件が相次ぐ中、9月に北京を訪問した日本人研究者が中国当局に拘束されていることがこのほど報じられ、われわれは言葉にし難い衝撃を受けました。ここに深い懸念を表明し、関連情報の開示を強く要求いたします。

 中国社会科学院近代史研究所の招聘に応じ、北京を訪問した中国近現代史を専門とする北海道大学教授を拘束しておきながら、関係当局は拘束事由その他、背景事情を一切明らかにしていません。隆々たる経済成長を遂げた中国は、「人類運命共同体」の建設を主唱する大国になりました。しかし、理由が不明なままの拘束は、国際社会では到底受け入れられません。その結果として中国のイメージに大きく傷がつき、人々の不信感が増長することは避けられないことでしょう。

 国民の相互理解を増進するために双方向の国民交流を推進することには、両国の首脳が合意しています。今般来日した王岐山国家副主席と福田康夫元首相との会談では、学術交流を含む文化交流の促進で意見が一致したと報じられています。しかしながら、本件を受けて、中国訪問をキャンセルしたり、交流事業を見直したりする動きが広がっており、既に日中間の学術交流には好ましからざる影響がたち現れています。「新しい日中関係を考える研究者の会」として、本件に深い懸念と強い関心を抱く所以です。

 われわれは、「領事関係に関する日本国と中華人民共和国との間の協定」(日中領事協定)第8条に基づき、中国の関係当局がこの日本人研究者の逮捕拘留の理由を明らかにすることを求めます。現実に、本件は日中関係の健全な発展に大きな影を落としています。中国側が日本側の危機感を理解し、善処することを切に望みます。

    新しい日中関係を考える研究者の会 
      
             
天児慧   早稲田大学名誉教授
久保亨   信州大学特任教授
小嶋華津子 慶應義塾大学教授             
諏訪一幸  静岡県立大学教授             
高原明生  東京大学教授             
菱田雅晴  法政大学教授             
平野健一郎 東京大学名誉教授・早稲田大学名誉教授
村田雄二郎 同志社大学教授
毛里和子  早稲田大学名誉教授

石川禎浩  京都大学教授
村上衛   京都大学准教授
小野寺史郎 埼玉大学准教授
石川照子  大妻女子大学比較文化学部教授
趙宏偉   法政大学教授
及川淳子  中央大学准教授
杜崎群傑  中央大学准教授
本庄比佐子 公益財団法人東洋文庫
久保田文次 日本女子大学名誉教授
久保田博子
味岡徹   聖心女子大学名誉教授
平野聡   東京大学教授
砂山幸雄  愛知大学教授
辻康吾
加藤陽子  東京大学教授
丸川知雄  東京大学教授
益尾知佐子 九州大学准教授
岩間一弘  慶應義塾大学
阿古智子  東京大学准教授
石島紀之  フェリス女学院大学名誉教授
鈴木賢   明治大学法学部教授、北海道大学名誉教授
遠藤乾   北海道大学教授
内藤二郎  大東文化大学教授
丸田孝志  広島大学教授
奥村哲   首都大学東京名誉教授
中村元哉  東京大学准教授
佐藤公彦  東京外国語大学名誉教授
杉山清彦  東京大学准教授
松重充浩  日本大学文理学部教授
古畑康雄
廣野美和  立命館大学准教授
小浜正子  日本大学教授
武内宏樹  サザンメソジスト大学(SMU)准教授
飯島渉   青山学院大学教授
加藤公一  岐阜大学教員
茂木敏夫  東京女子大学教授
田島俊雄  東京大学名誉教授
堀地明   北九州市立大学教授
菊池秀明  国際基督教大学教授
狭間直樹  京都大学名誉教授
谷川真一  神戸大学教授
石塚迅   山梨大学准教授
杉山文彦 
江上幸子  フェリス女学院大学名誉教授
岩下明裕  北海道大学教授
下斗米伸夫 神奈川大学特別招聘教授
佐藤嘉恭  一般財団法人・国際推進協会理事長、元駐中国日本大使
西村成雄  大阪大学名誉教授
中兼和津次 東京大学名誉教授
笹川裕史  上智大学教授
馬場毅   愛知大学名誉教授
王雪萍   東洋大学教授
大久保勲  福山大学名誉教授
望月敏弘  東洋英和女学院大学教授
松村史紀  宇都宮大学准教授
小林元裕  東海大学教授
水羽信男  広島大学教授
戸部健   静岡大学教授
滝口太郎  東京女子大学名誉教授
池直美   北海道大学講師
武田知己  大東文化大学教授
森正夫   名古屋大学名誉教授
黄偉修   東京大学助教
金子肇   広島大学教授
家近亮子  敬愛大学教授
中居良文  学習院大学教授
井上久士  駿河台大学教授
清水唯一朗 慶應義塾大学教授
小林一美  神奈川大学名誉教授
木越義則  名古屋大学准教授
菊池一隆  愛知学院大学教授
渡邉真理子 学習院大学教授
竹元規人  福岡教育大学准教授
吉川純恵  専修大学講師
田嶋信雄  成城大学教授
平野達志
江藤名保子 ジェトロ・アジア経済研究所副主任研究員
関智英   東洋文庫奨励研究員
佐藤仁史  一橋大学教授
浅田進史  駒澤大学教授
堀井弘一郎 日本大学非常勤講師
田中比呂志 東京学芸大学教授
富澤芳亜  島根大学教授
青山治世  亜細亜大学准教授
関耕平   島根大学法文学部准教授
神田豊隆  新潟大学准教授
麻田雅文  岩手大学准教授
坂元ひろ子 一橋大学名誉教授
樋口真魚  成蹊大学専任講師
西川賢   津田塾大学教授
鈴木宏尚  静岡大学教授
須藤瑞代  京都産業大学准教授
井上一郎  関西学院大学教授
泉谷陽子  フェリス女学院大学准教授
市川智生  沖縄国際大学准教授
高田幸男  明治大学教授
多田狷介  日本女子大学名誉教授
山本真   筑波大学准教授
衛藤安奈  慶應義塾大学教員
三品英憲  和歌山大学教授
土肥歩   同志社大学助教
但見亮   一橋大学教授
江口伸吾  島根県立大学教授
小池求   亜細亜大学講師
深町英夫  中央大学教授
進藤理香子 法政大学教授
小野信爾  花園大学名誉教授
小野和子  京都橘大学名誉教授
伊東貴之  国際日本文化研究センター教授
島田美和  慶應義塾大学専任講師
河野正   東京大学助教
工藤章   東京大学名誉教授
松村史穂  北海道大学准教授
清水雅大  東京福祉大学特任講師
林幸司   成城大学教授
広川佐保  新潟大学人文学部准教授
平野温郎  東京大学教授
加治宏基  愛知大学准教授
田野大輔  甲南大学教授
久保茉莉子 成蹊大学助教
白戸健一郎 筑波大学助教

             

会員総会:今後の方針が提案されました

会員各位:

 2019年7月6日(土)13:00から、東京大学本郷キャンパス(国際学術総合研究棟 14階演習室E)にて「新しい日中関係を考える研究者の会」第4回会員総会が開催されました。

 同総会では、菱田雅晴事務局長より、銀行残高、小口現金や未払金などに関する会の財務報告が行われ、会財務が全体として極めて厳しい状況に置かれていることが確認されたほか、天児慧代表幹事より、概要以下の通り、これまでの活動報告、会としての総括、今後の方針提起という三つの側面からの会務報告が行われました。これまでの活動内容を総括した上で「日中関係論壇」へという新たな提案が代表報告の骨子です。

 つきましては、この提案に関する多くの会員のみなさんのご意見を賜り、それに基づき、今後の方向といたしたく存じます。誠に恐縮ですが、9月末をめどに本メールへの返信の形で、賛否その他ご意見をお寄せいただければ幸いです。

 何卒宜しくお願いいたします。

              「新しい日中関係を考える研究者の会」事務局

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<代表報告>
1.活動報告

 2013年7月、「新しい日中関係を考える研究者の会」が発足した。毛里和子前代表幹事の後を引き継ぎ、2015年1月から現在まで、私は4年以上代表幹事を務めてきたが、まだやるべきことはたくさん残されているのではないかと、個人としては悔いが残る。

 会の活動を振り返ってみると、交流活動が最も中心的な活動だった。大まかには、中国の研究者との交流、日本国内の中国人研究者との交流、日本国内の政府、メディア、経済界など中国関係者との交流と三つに分類できるが、主としてシンポジウムや講演会の形で、こうした交流を深めながら、中国とどう向き合うかなどの問題について活発な意見交換を行ってきた。

 もう一つの重要な活動が、一年半前から行ってきているオーラル・ヒストリーである。複数回お願いした2名の方を含めて、オーラル・ヒストリーの語り手となった延べ人数は12名に上り、その録音テープを起こし、とりまとめ出版する計画を進めている。若い世代に日中関係の歴史を理解してもらうという意味で、重要なこのオーラル・ヒストリーを継続して行きたい。

2.会としての総括
反省を込めて、今現在、会の方針や方向性を全面的に見直す段階に来ていると思われる。世代交代に直面し、活力のある若い研究者に会の運営に加わっていただきたい。去年から議論を続けてきたが、会の体制を一新すべきとの気持ちはなお強い。日中関係において、偏狭なナショナリズムが高揚した2013年という時代背景の下、研究者はなにをすべきか、という問いかけのもとに会が発足した。しかし、今状況は大きく変わり、中国の著しい台頭とともに、日本はどう対応すべきか、という課題が浮上している。日中研究者交流の質的・量的な深化、また日中関係の理論的な深化が求められている。私は何らかの形で会に対する協力的な姿勢を維持しながら、新しい方針の転換を提起したいと考える。

3.今後の方針提起
 今後の方針提起について、当面やるべきことは、会の組織改編の方向性を具体化していくことである。毛里和子前代表幹事、山田辰雄前幹事、平野健一郎前幹事、姫田光義監事その他の方々との相談を経てここまで辿り着いた。今、「日中関係論壇」という名称の組織に変えることを考えている。「新しい日中関係を考える研究者の会」という名称はそれなりに意味があり、当時会の発出したアピールは我々の活動の重要な柱になってきた。しかし、日中関係が変化している中で、若い世代の研究者が主体的に参加できる枠組みを構築することが問われている。そのため、「日中関係論壇」という比較的柔軟な表現により、若い世代の研究者に積極的に参加してもらいたいと思う。

 次は幹事会の一新ということである。先ほど幹事会で議論を行ったが、私は次の代表幹事というか、代表者として高原明生・現幹事を強く推薦したい。高原さんを中心に次の具体的な組織体制を検討していただきたい。ご理解、ご了承をお願いしたい。もちろん、新体制に対して、私は積極的に協力していきたい。

                              以上

シンポジウム《米中対立ー習近平政権の行方》開催のお知らせ

みなさま:

 予てよりご案内の通り、「新しい日中関係を考える研究者の会」は東京大学公共政策大学院との共催で下記シンポジウムを開催いたします。今回の主題は、大阪G20後の中国情勢を検討した上で、その日中関係への示唆を考えようとするものです。
多くの方々のご参加を歓迎いたします。


                


      シンポジウム《米中対立ー習近平政権の行方》

日時:2019年7月6日(土)14:00-17:00 (受付開始 : 13:30)

:東京大学本郷キャンパス 国際学術総合研究棟4階SMBCアカデミアホール

使用言語:日本語(同時通訳なし)

登録:必須 
   参加をご希望の場合はこちらよりご登録をお願いいたします。

               <プログラム>

開会(14:00)
司会:前半/小嶋華津子(慶應義塾大学准教授、「新しい日中関係を考える研究者の会」幹事)
   後半/久保亨(信州大学特任教授、「新しい日中関係を考える研究者の会」幹事)

開会詞:高原明生(東京大学公共政策大学院長、「新しい日中関係を考える研究者の会」幹事)

報告(各20-30分)

1 経済:大橋英夫(専修大学教授、新しい日中関係を考える研究者の会)
     「出口の見えぬ米中経済対立」

2 政治・外交:諏訪一幸(静岡県立大学教授、「新しい日中関係を考える研究者の会」幹事)
     「習近平の権力基盤と対外戦略」

3 社会:菱田雅晴(法政大学教授、「新しい日中関係を考える研究者の会」幹事、事務局長)
     「大国から強国への苦悩:超デジタル社会の課題」

休憩(15:30)

パネル討論: 《日中関係への示唆》
      参加者全員

閉会詞:天児慧(早稲田大学名誉教授、「新しい日中関係を考える研究者の会」代表幹事)

閉会(17:00)

お申し込み先
こちらよりご登録をお願いいたします。

会員総会およびシンポジウム予定

会員のみなさま:

現在以下の諸活動を検討しています。詳細は改めてお知らせいたしますが、ご予定に含めておいていただければ幸いです。

*会員総会:
日時:7月6日(土)13時~14時 
於:東京大学 本郷 国際学術総合研究棟12階演習室E
予定:活動報告その他

*シンポジウム
テーマ:《大阪G20後の中国の行方》
日時:7月6日(土)、14時~17時
於:東京大学公共政策大学院SMBCアカデミアホール
共催:東京大学公共政策大学院
予定:
 報告
  大橋英夫(経済):「出口の見えぬ米中経済対立」(仮題)
  諏訪一幸(政治・外交);「習近平の権力基盤と対外戦略」
  菱田雅晴(社会);「大国から強国への苦悩:超デジタル社会の課題」(仮題)
パネル討論(天児慧、久保亨、高原明生、小嶋華津子ほか)  


 「新しい日中関係を考える研究者の会」事務局

オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第12回WSのお知らせ

オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第12回WSのお知らせ

 本会の重点活動の一つとしてのシリーズ企画オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》は、既にビジネス、メディア、外交、金融、文化交流と回を重ねるごとにご好評をいただいておりますが、今般下記の通り、新年1月26日、第12回ワークショップを東京大学公共政策大学院と共催で実施することといたしました。

 今回の第12回源流ワークショップは、日中民間交流に長く携わって来られた日本財団(旧日本船舶振興会)会長、笹川平和財団名誉会長、東京財団政策研究所顧問の笹川陽平さんをゲストに迎え、今日に至る日中民間交流の流れを振り返り、今後の日中関係への示唆をいただこうとの狙いです。

 笹川良一・日本船舶振興会初代会長の三男の笹川陽平さんは、日本財団、笹川平和財団のほか、世界保健機関 (WHO) ハンセン病制圧大使、ハンセン病人権啓発大使、ミャンマー少数民族福祉向上大使、ミャンマー国民和解担当日本政府代表など幅広い活動を行なっておられますが、中国との関係では、ヤングリーダー奨学基金始め、101億円の基金規模を有し、日中間の民間交流基金としては最大の規模を誇る笹川日中友好基金を通じ、民間レベルでの日中関係の構築に
尽力して来られました。とりわけ、鄧小平、胡耀邦、楊尚昆、朱鎔基等中国側要人との会談では、「常に媚びることなく、中国に決して迎合することなく、臆することなく直言する」など、日中間の民間チャンネルとして、大きな役割を演じて来られましたので、今回の源流ワークショップでは、日中民間交流に関わる詳細をお聞きでき流ものと期待されます。

奮ってご参加いただきますよう、茲許ご案内申し上げます。

               記

オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第12回 民間交流

期日:2019年1月26日(土)午後3時〜5時
主催:新しい日中関係を考える研究者の会
共催:東京大学公共政策大学院
会場:東京大学本郷キャンパス 国際学術総合研究棟4階講義室B
  https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_07_j.html
  ※赤門側、1階正面(南向き)入り口よりエレベーターをご利用下さい。
司会:諏訪一幸・幹事(静岡県立大学教授)
ゲスト:笹川陽平・日本財団会長
聞き手:天児慧・代表幹事(早稲田大学名誉教授)/高原明生・幹事(東京大学教授)

下記からお申し込み下さい。
なお、受付回答はいたしませんのでご了解くださいますようお願いいたします。





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セミナー 《日中関係の現在と未来:米中朝関係の激動の中で》のご案内

セミナー 《日中関係の現在と未来:米中朝関係の激動の中で》

 日中平和友好条約締結40周年にあたる2018年、安倍総理の訪中など、日中関係は数年前とは様変わりした良好な局面を迎えつつあります。それとは対照的に米中間の対立は深まり、朝鮮半島の核ミサイル開発をめぐる情勢を一層複雑なものとしています。
 「新しい日中関係を考える研究者の会」は、こうした背景から、東京大学公共政策大学院(GraSPP)と共催で、下記セミナーを開催することといたしました。米中朝関係の激動という国際環境下における日中関係の現在を分析し、未来を展望します。

 奮ってご参加いただきますよう、茲許ご案内申し上げます。

               記

主催:新しい日中関係を考える研究者の会
   東京大学公共政策大学院(GraSPP)
期日:2018年11月17日(土) 13:30〜17:30
会場:東京大学国際学術総合研究棟4階講義室B 
    東京都文京区本郷7-3-1
   https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_07_j.html
使用言語:日本語
参加登録:必須(末尾参照)


     <スケジュール/タイムテーブル>

受付開始:13:00〜

開幕詞(主催者挨拶):13:30
 1 天児慧・「新しい日中関係を考える研究者の会」代表幹事
 2 高原明生・東京大学公共政策大学院院長(本会幹事)

報告:各20分×4報告  〜14:50 
 天児慧(早稲田大学名誉教授、本会代表幹事):
  「大国パワーの陥穽:朝鮮半島情勢をめぐる米中の戦略と金正恩、文在寅の対応」
 伊藤剛(明治大学政治経済学部教授):
  「 “ストロング・マン” による自国第一主義とアジアの国際関係」
 朱建榮(東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部教授):
  「米国とのツキディデスの罠を回避できるかー中国での論争と模索」
 呉軍華(日本総研理事):
  「米中貿易戦争の背景と日本への示唆」

コメント:各10分
 李鍾元(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
 小嶋華津子(慶応義塾大学法学部准教授、本会幹事)

休憩:〜15:30

パネル討論:15:30〜
 モデレータ:高原明生幹事
 パネリスト:報告者/コメンテーター

フロア討論:

閉幕詞:17:30


<参加登録>:必須 
 参加をご希望の場合は事前のご登録をお願いいたします。
 下記の東京大学公共政策大学院(GraSPP)ホームページからお申し込み下さい。
  http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/en/events/grss20181117/

オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第11回WSのお知らせ


オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第11回WSのお知らせ

 本会の重点活動の一つとしてのシリーズ企画オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》は、既にビジネス、メディア、外交、金融、文化交流と回を重ねるごとにご好評をいただいておりますが、今般下記の通り第11回ワークショップを開催することとなりました。

 今回の第11回源流ワークショップは、日中間の経済技術交流、プラントビジネスの第一線の現場に長く携わって来られた日揮の横井陽一さんをゲストに迎え、今日に至る日中民間交流の流れを振り返り、今後の日中関係への示唆をいただこうとの狙いです。

 横井さんは、1958年、東京都立大学をご卒業の後、化学工業日報社、化学経済研究所を経て、64年日本揮発(現・日揮)に入社されて以来、一貫して中国事業の企画を担当されました。住友グループの一員として、1972年初訪中を経て、上海・金山の石化計画のほか天津、北京、南京などの石化計画ビジネスに従事され、特に、1978年、国際事業本部第4営業部長として吉林エチレン、大慶エチレン、南京・茂名ハイドロクラッカー水素化分解、山東エチレングリコールなどの受注・契約に手腕を発揮されました。1979年からのいわゆるプラント未発効事件、契約中断に伴う再契約交渉を担当されましたので、今回の源流ワークショップでは、対中プラント輸出契約に関わる詳細をお聞きでき流ものと期待されます。

奮ってご参加いただきますよう、茲許ご案内申し上げます。

               記

オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第11回 技術交流

期日:9月29日(土)午後3時〜5時
於:早稲田大学9号館9階 現代中国研究所会議室
   アクセスマップ https://www.waseda.jp/gsaps/access/
司会:諏訪一幸幹事(静岡県立大学教授)
ゲスト:横井陽一氏(元日揮)
聞き手:菱田雅晴幹事(法政大学教授)

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なお、受付回答はいたしませんのでご了解くださいますようお願いいたします。 





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オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第10回WSのお知らせ

オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第10回WSのお知らせ

 本会の重点活動の一つとしてのシリーズ企画オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》は、既にビジネス、メディア、外交、金融、文化交流と回を重ねるごとにご好評をいただいておりますが、今般下記の通り第10回ワークショップを開催することにいたしました。

 今回の第10回源流ワークショップは、日中民間交流の第一線の現場に長く携わって来られた南村志郎さんをゲストに迎え、加藤千洋会員を聞き手として、今日に至る日中民間交流の流れを振り返り、今後の日中関係への示唆をいただこうとの狙いです。

 南村志郎さんは、大連に生まれ、中学の時に北京で敗戦、東京外語大学で中国語を学び、記者を経て、1960年代に日中貿易の窓口となる友好商社員として北京に滞在中、周恩来総理から「民間大使」として招かれていた西園寺公一と出会い、その秘書役として、日中友好を長く支えた存在としてよく知られています。「周―西園寺ライン」は日中関係の太いパイプとして、南村さんは首相になる前の三木武夫・周恩来会談を調整したほか、対日政策を担った中日友好協会の廖承志らとも親交がありました。今もなお、日本と北京に年に数カ月ずつ滞在し、若者に日中関係の歴史を伝え、中国の古い友人とのつきあいを続けておられます。

 『水を飲むときには、井戸を掘った人のことを忘れない』という周恩来言にある通りの日中民間交流「井戸掘り人」、南村志郎さんをゲストに迎えた今回は、従来以上に興味深いワークショップとなるものと期待されます。

奮ってご参加いただきますよう、茲許ご案内申し上げます。

               記

オーラル・ヒストリー《戦後日中関係の源流をさぐる》第10回 日中民間交流

期日:8月4日(土)午後3時〜5時
於:早稲田大学9号館9階 現代中国研究所会議室
   アクセスマップ https://www.waseda.jp/gsaps/access/
司会:諏訪一幸幹事(静岡県立大学教授)
ゲスト:南村志郎氏(元西園寺公一秘書)
聞き手:加藤千洋会員(平安女学院大学特任教授)

下記からお申し込み下さい。
なお、受付回答はいたしませんのでご了解くださいますようお願いいたします。 





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