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《戦後日中関係の源流をたどる》〈第1回ワークショップ〉を開催しました

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 5月14日(土)、早稲田大学19号館(西早稲田ビル)711教室で、《オーラル・ヒストリー:戦後日中関係の源流をたどる》〈第1回ワークショップ〉(ビジネス分野1)を開催いたしました。

  藤野文晤氏(藤野中国研究所代表。伊藤忠商事常務、亜細亜大学客員教授、財団法人富山県新世紀産業機構環日本海経済交流センター長などを歴任)を特別ゲストにお迎えし、草創期の日中ビジネスのご苦労から今日の日中経済交流への熱い思いに至るまで「藤野哲学」を縦横無尽に語っていただきました。ビジネスの現場関係者から少壮の日中関係史研究者に至るまで、幅広い分野からご参加いただき、充実した会合となりました。

 特に、藤野さんのおっしゃる“カン働き”,つまり、1971年には既に「中国が変わる!」、中国は賠償を求めない、72年中に国交正常化が可能だとの「カン」が「働いた」とのお話はとても印象的で、この慧眼の背後には、中国側との深い人間的交遊があったことをご紹介いただきました。当時中国側には日本に学ぼうという強い意欲があったことも強調され、それが、今や日本はアメリカか中国かという二者択一に陥り、結果的に、日本が中国から逃げてしまうという悲劇となったと昨今の情況も嘆いておられました。

 本会の今年度の重点的活動の一環として始めた《オーラル・ヒストリー:戦後日中関係の源流をたどる》シリーズ企画ですが、成功裡のキックオフができたのも、ひとえに藤野さんおよびご参加いただいたみなさまのご協力のたまもの、厚く御礼申し上げます。

 なお、次回会合は、8月6日(土)午後、元毎日新聞の辻康吾さんをゲストにお迎えし、《オーラル・ヒストリー:戦後日中関係の源流をたどる》〈第2回ワークショップ〉(報道メディア分野1)を開催する予定です。
 詳細は決まり次第、改めてご連絡いたしますが、予めご予定おきいただければ幸いです。

 また、今後お呼びしたいゲスト、取り上げて欲しい分野など今後の開催プランに関するご提案、ご要望は、下記コメント欄にお寄せ下さい。
                                (事務局)

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