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《オーラル・ヒストリー:戦後日中関係の源流をたどる》

連続企画《オーラル・ヒストリー:戦後日中関係の源流をたどる》

 「新しい日中関係を考える研究者の会」の本年の活動重点の一つとして、「オーラル・ヒストリー:戦後日中関係の源流をたどる」と題して日中関係の原点を探るワークショップを連続開催することにいたしました。

 文字通り日中関係の“”来し方行く末”を検討すべく、経済貿易、政治・外交、文化・芸術その他いくつかの分野における戦後日中関係の歩みを辿り、そこから今後の日中関係への何らかの示唆が得ることを期待するものです。むろん過去から未来を単線的に構想することには危ういものもありますが、その当時は常識であったことも、年月を過ぎ、今となっては全くわからなくなるということはよくあることです。文献、資料ではあまり表に出ていないところを発掘し、しっかりと記録にとどめておくことは本会の活動として重要な作業と思われます。

 具体的には、それぞれの現場で活躍された各分野の先達を毎回1-2名、「語り手」として本ワークショップにお招きし、聞き手(当該分野に関連する本会幹事ないし外部の識者)の発問により、ご経験を縦横無尽に語っていただくことを考えております。われわれが結果として理解している歴史的事態の背景には当時どのような状況があったのか、当時はどのように認識されていたのか…最終的には、その語りを何らかの形で記録として全体をとりまとめることも検討しております。

 開催予定が確定し次第、当会ホームページ上でご案内いたしますので、参加を希望される方は本ホームページ上から事前登録をお願いいたします。

 その第一弾として、4月上旬に、多年にわたり日中貿易交流の実務に携わって来られたメーカー、商社等のOBの方々をゲストとする会合を企画しています。

  詳細確定次第改めてご連絡いたしますので、奮ってご参加いただきますよう、予めご案内申し上げるような次第です。

              「新しい日中関係を考える研究者の会」事務局