代表幹事のメッセージ
今年1月の第1回新幹事会で代表幹事に選ばれました天児慧です。
毛里和子先生を代表に本会が立ちあげられた時点では、日中関係はわれわれ研究者の交流レベルでもかなり不自由を感じさせられるほどに厳しいものでありました。
前幹事会が地味ではありましたが、力を合わせさまざまな試みに取り組み、日中関係を憂う日本人、中国人をはじめあらゆる関係者の中で、大事な問題提起を行い、ともに関係の改善を考えてきました。
このことは、ささやかながらも重要な役割を担えてきたのではないかと思います。私は、前幹事会のこのような大切な精神と活動を積極的に継承し、少しでも会の発展と、日中関係の改善に貢献できるよう頑張ってまいりたいと思います。
幸いにして私にとって現在は追い風が吹いております。1つは、前幹事会の主なメンバーが今回の新幹事会にも加わっておられ、皆さんで力を合わせて会の運営に力を入れてくださっていることです。もう1つは、日中関係自体がまだまだ不安定な状態ですが、当時に比べればかなり改善されてきており、民間交流も活発になってきております。
これらのことを踏まえて、日中間に残されているいくつかの重要課題をめぐり、国内で議論し理解を深める努力をし、また日中双方が少しでも前向きな気持ちを持ち改善の糸口が作れるよう、会としての積極的な取り組みを考えていきたいと思います。
日中関係に関心を寄せる多くの皆さまのご理解、ご支援をお待ちしております。よろしくお願い致します。
新しい日中関係を考える研究者の会
代表幹事 天児 慧